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つぎ‐き【接(ぎ)木/継(ぎ)木】 [名](スル)枝などを切り取って、同種または近縁の他の植物の幹に接ぐこと。接ぐほうの枝を接ぎ穂、根のある接がれるほうを台木という。

植物の切り口に、他の植物が偶然刺さって生きのびるーー。自然ではありえない現象ですが、そんな植物の潜在能力を引き出して、種を保存する人間の技術が「接ぎ木」。

「美しいから、生活の足しになるから増やしたい」という人間の都合、いわば人間の「エゴ」によって生み出されたもの。

人間は農業や園芸を通じて自然や植物と寄り添い、時に格闘し、その中で折り合いをつけ、生きてきました。支配するでもなく、全くのお任せにするわけでもない、未来につながる「折り合いのつけ方」を、農業や園芸に関する活動を通じて模索していきたいと思い、「つぎ木」という屋号にしました。

<具体的な活動>

・植物と植物をつなぐ

寿命を全うしつつある樹木、希少な種を「接ぎ木」や「自家採種」などによって、明日へとつなぐ

・植物と人をつなぐ

園芸植物・農産物の生産販売、加工品の販売などを通じて、植物を人へとつなぐ。

・人と人をつなぐ

園芸植物や農産物の魅力、生産者の技術を発信する

植物生産技術に関する執筆活動、出版事業 など